看護師として転職を決める前に (はじめにお読みください)

 看護師の需給状況の現状

2014年現在、日本国内の看護職員数(保健師・助産師・看護師・准看護師)は約150万人。
多くの看護職の皆さんが感じているように、本来必要な人数には何万人も達していない状況です。
7対1看護体制が厳格化されたとはいえ、だからといってリストラするだけの看護師数はどの病院も抱えておらず、高齢化や医療費の増加も伴って国の医療自体がたくさんの問題を抱えています。

2025年問題はもう間近です。
団塊の世代がそろって後期高齢者である75歳に達し、医療の需要も増せば看護師の需要もそれに伴い増してきます。
日本看護協会によると、2025年に必要な看護職数は200万人だそうです。
新たに看護師になる新卒学生(国家試験合格者)が毎年約4.9万人、離職等での減少が約2.4万人ですから、2万5,000人程度の増加は毎年あります。
しかし単純計算で1年あたり4~5万人の増加が必要なわけですから、需要に対しての供給がいつまでたっても追いつかない状態なのです。
EPAによるフィリピンやインドネシアの看護師受け入れもうまくいっておらず、かといって看護師養成の要件を甘くするわけにもいきません。

0-33k看護師は昔は3K(きつい・汚い・危険)と言われていましたが、今は9Kと言われています。
残りの6つのKは、

  • 給料が安い
  • 休暇が取れない
  • 婚期を逃す
  • 薬が手放せない
  • 規則が厳しい
  • 化粧乗りが悪い

だということです。
イメージの悪い言葉ばかりが並んでいますが、こればかりが広がって「白衣の天使」を目指す子どもたちが減ってしまわないことを願うばかりです。
そのためには間違いなく人材の確保による負担軽減が必要なわけですが、労働環境や条件の改善、60万人ほどいる潜在看護師の復職支援も、負のスパイラルによってなかなかうまく回っていないといえるでしょう。


 ナースは売り手市場です

看護師は、転職をしようと思えばすぐにでもできる環境であることは間違いありません。
「国家資格」は、それだけ強いのだといえます。
しかし逆に言えば、それだけ人が足りておらず、入れ替わりの激しい職種だということも言えますね。

そんな中、もし転職した先がとても働きにくい職場だったら…。
もし自分が考えていた看護が転職先でもできなかったとしたら…。
もし最初に書かれていた条件と、実際の勤務条件が違っていたら…。
転職を悔やむこともあるかもしれません。
転職を繰り返す看護師は、転職活動が上手くできないのでこうなってしまうんですね。

ナースが転職するにはさまざまなルートがありますが、個人的には転職エージェント(紹介会社)を上手に活用することを強く薦めます。
それは、言葉は悪いですが、紹介した会社にも責任を持ってもらえるからです。
ここでいう「責任」とは賠償責任などではなく、エージェントがあなたの希望を聞いて、その希望に合った病院なり施設なりを紹介するという責任です。
自分一人ではなかなか情報収集ができませんが、エージェントはたくさんの病院や施設、訪問看護ステーションなどの情報を持っており、どの職場にどんな人を紹介して、その看護師が続いているかどうかまできちんと把握しています。
こんなに心強いことはありません。


 当サイトの役割

nsheart看護師が今現在勤めている職場を退職する理由は、大きく分けて3つです。

  1. 結婚や介護などを機に退職する
  2. 今の職場が合わなくて退職する
  3. 先に目指すものがあるために退職する

看護師が不足していて売り手市場であることは述べたとおりですが、上記のどの理由にしても、医療の崩壊を防ぐために看護師として働き続けてもらいたいというのが通常の考え方でしょう。
転職をしても看護師全体の人数は減りませんが、看護の現場から離れれば看護師数は増えていきません。

当サイトの役割は、そこにあると考えています。

今この文章を読まれている方は、少なからず転職に興味を持っている方でしょう。
現役看護師の方もいれば、ひとまず子育てが終わってまた非常勤くらいで復職したいという方もいると思います。
まだ1年しか経っていないのに、今の病院を辞めたいという方もいるかもしれませんね。

そういった皆さんに、私、看護師自身が転職活動を通じて経験したことをサイト内でシェアし、どんな点に注意すべきか、どんなエージェントを選択すべきかなど参考にして頂き、転職が成功して気持よく看護師を続けていただく。
それによって、少なくとも年に何百人かは「看護師を続ける」ことを選択したり、ブランクがあっても復職しようと動いてくれる方がいれば、当サイトも少しは社会に貢献できるのではと思っています。

ちなみに、このサイトを作成するにあたり、12社のエージェントに登録しました。
その結果、今は転職して訪問看護師として働いています。
当サイトに掲載しているエージェントは、その中でも良かったと感じた会社を厳選したわけですが、会社によって特徴もあるのでそういった内容を掲載し、あとは主観で右サイドバーでランキングをつけています。ぜひ、自分に合いそうな転職サイトを見つけて3社ほどでも登録していただき、転職が成功することを願っています。

サイト運営者 田中